○窓口となる人は? ⇒ その地域を担当する営業部の営業マン
【責任の所在が不明・何をするにも時間がかかる・アドバイスするのは他の人】
・資金・設計・施工・土地 の 全ての窓口となっていますが、全ての物事解決
するのに決定権がなく、伝達ルートが不明確で責任が取れない。
・何事も専門分野へ聞かないとわからない。
・施主の意向を伝えるのに、いくつかの部署を経由しなくてはいけない。
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○設計する人は? ⇒ 営業マン・設計部にいる設計社員
【設計は誰でも同じ、横流しする為の設計要員・プランニングは営業マン】
・提案図やプランニングは、ほとんどの場合、営業マンが施主の要望を聞き作成
する。
・設計部社員は、それを法規的なチェック・各メーカー独自工法の構造チェック
、CAD図面作成。打合せは、メーカーカタログ内で選択し、主に色・柄を決
めるだけなので、専門のインテリアコーディネーターなどの女性スタッフなど
で行う。
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○資材や設備を査定・発注する人 ⇒ 建設部か設計部の発注担当者
【決められた部材単価の為、コストダウンはできない・査定はしない。
利益追求 型の為、現場作業能力低下】
・設計部より出てきた図面をもとに、工場へ発注する。
・決められた会社利益をキープするだけで、利益割れが予想される場合は、下請
への労務費を下げて調整。
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○ 現場管理と監理する人 ⇒ 下請建設会社の現場主任
【表向きはハウスメーカー建設部の社員、実際は下請管理者・建設部社員は伝書
のみ】
・施主の要望や近隣挨拶・地鎮祭・上棟式・竣工式こそ、現場に来るが、それ以
外は、1・2週間に一度来る。
・現場を取り仕切るのは労務費を削られた下請会社の監督か、孫請けの大工棟梁
など。
・図面と現場との違いを監理するのも、下請の現場監督か棟梁に依存。
・ハウスメーカー検査要員はいるものの、決められたチェックシートにレ点をつ
けるだけで、他のところは見ない。基本的に、現場変更は、施主からの強い要
求がない限り、発生しない。
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○ 施工してくれる人 ⇒ 下請・孫請の工事会社
【下請の現場監督と棟梁の手腕にかかる。発注金額(労務費)カットにより工期
短縮も余儀無くされ、建物の品質に大きく関係する】
・ハウスメーカーと契約している下請会社によって造られる。大工は工法別で違
いはあるものの、工場生産による部品を現場で組み立てる経験年数の少ない大
工もいる。
・現場からの提案はない。
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[ポイント22]
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