【建築家が語るデザイン住宅】について
設計事務所を開設して10周年を向かえたDEN設計、60組程度のクライアント
の「
家のデザイン
への思い」と建築家の体験記をお贈りします。あまり知られていない
その
デザイン住宅
が出来上がるまでに必ず遭遇する諸問題。建築法規や工事費
、近隣問題、心構えなどを、必要な部分をピックアップして説明していきます。
住宅設計
と言う専門分野であるため、難しい言葉など専門用語もたくさん出てきま
すが、たくさんの他WEBで紹介されていますので、詳細な説明は、最低限必要と
思われる事柄のみとさせていただきます。
このブログは、一方通行の発信媒体ではなく、皆さんの知りたい情報もたくさん盛り
込んでいきますので、ご要望があれば、連絡ください。
ブログの構成は、家づくりを進める上で必要になる知識を解説している【解説編】と、
その議題に対して実際にあった、クライアントとの出来事【クライアント物語】の
二部構成としています。
DEN設計一級建築士事務所
主宰 森川 稔
本文中
[ポイント○]
と明記されているところだけでも読んで見てください!
参考に必ずなると思います。
「クライアントとの物語」は、全てDEN設計にご相談にこられた方々との
実際にあったお話です。
家を建てるために!これだけは!(第6話)
≪ステップ2≫【土地契約】その契約、まった!もう一度考えよう!
【 CHECK1 】信頼度チェック!
解説編(1/2)
土地を購入する・・この決断は、家づくりのテーマのなかでは、場合によって
は、家の金額の2倍もする、かなり重要な大きな買い物です。
いままでの、クライアントとのやりとりで、見逃せないチェックポイントをお教えします。
表記中、一般の誠実な不動産会社ではあり得ない話であって、一部の倫理観に
欠ける不動産業者の話であることをご理解ねがいます。
私達も数社の不動産会社とお付き合いしていますが、下記に示すような不安感
を抱くような事は一度もありません。
不動産会社は土地を購入する方の代理人です。しっかり、プロとしての責務を
果たしてくれるでしょう。
【 CHECK1 】信頼度チェック!
■ ケース1. 不動産屋さんの広告媒体で考える!
○「よい広告でしたか?」・・
新聞折込のチラシやネットで表示してある”良質な土地広告”とは、正確で情
報量が多く、見ただけで現地に行くことができる広告でしょう。
──
[ポイント6]─────────────────────────────
WEB広告やチラシに、住所の○丁目○番地や、現在の住居人名や、その場所が
わかる地図が明記されている事によって、自分自身で気兼ねなく現地を見る事
ができます。
そうしてくれているのが、良心的な業者の、ユーザーに必要な情報と、考える
時間的ゆとりを与えてくれている事がうかがえます。
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○「オトリ広告で違う物件を紹介されませんでしたか?」・・
オトリ広告とは、売るつもりのない物件、売ることのできない物件を表示し、
客をおびきよせることだけを目的とした広告です。
これは、広告につられてやってきたお客に「その物件はもう売れてしまいました
、別のよいものをお見せします。」と言って、他の物件を紹介する方法です。
──
[ポイント7]─────────────────────────────
希望の物件が売れている場合、一呼吸おいて下さい。
「良い物件ほど早く売れる」、これはどの商品でも同じ事です。
プロの不動産会社であれば、「問い合わせてくれた”売れてしまった物件A”
のような土地を探されているんだな。」と、察知してくれ、その物件Aの持
つ良さをヒアリングしながら、時間をかけて分析し、後日、該当物件を紹介し
てくれると思います。
その不動産屋さんの対応を見るだけでも信頼性を判断できると思います。
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■ ケース2.魅力のない土地をあたかも有益であるような断定的判断を与える!
○ 現行法規上、建築できない土地(既存不適格建築物)または、
小さい建物しか建たない土地・・・
確実な根拠がないのに、
「この土地では、建替えはできない物件ですが、前面リフォームすれば、お好
きな間取りに変更できます。」
「現在の用途地域では、小さい建物しか建ちませんが、将来的には用途地域が
変わり増築をして建物を大きくする事ができます。」
などと言って契約を誘います。
つまり、不動産価値とし、もともと購買意欲に欠ける”問題ありの土地”を売
ってしまう方法です!
──
[ポイント8]─────────────────────────────
建物付き土地の場合、 ”再建築不可”と書かれている物件は、安さが魅力ですが、
新築・増改築は、一切できません。
壁や天井のクロス張替えなどの改修工事しかできませんし、購入するときの状態
のまま住み続けないといけません。
建ぺい率・容積率と言う法律で定まられた、”土地に建てられる大きさ”が、
地域ごとに指定されています。(地方行政で教えてくれます。)
その”土地に建てられる大きさ”が見直されるのは稀です。
経験の浅い不動産屋さんが、間違った物件紹介をしてしまうケースもあります
が、意図的に行っているとしたら注意しないといけませんね。
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関連【解説編】
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真剣に取り組む不動産屋さんが、いらっしゃる中、残念ながら上記のような事
柄について悪意を感じていない不動産屋さんがいる事も覚えておきましょう。
ご検討は、慎重に、できれば、早いうちに、プロのアドバイスを聞いたほうが
良いでしょう!
土地を含めたご相談も受け付けています。
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次回予告:
家を建てるために!これだけは!(第7話)
家をたてるには?いろいろ、本・WEBは、見たんだけど・・
やっぱりわからない・・と言う方、必見!!
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Posted by
m.morikawa at
5:38 午後
Edited on: 2010年10月23日 3:05 午後
Categories:
土地契約